ガリシア州のワイン原産地を巡る

ワインという飲み物

ワインという飲み物は、世界で最も古くから存在したアルコール入りの飲み物と言われています。メソポタミアや、ギリシア、そしてローマ時代に、すでにワインを醸造していたという記録があります。その後、キリスト教が誕生し、イエス・キリストがワインを自分の血と称したということから、後のキリスト教会では、ワインを聖なる儀式の際に扱うようになりました。ローマ時代までのワインは、まだ醸造方法などが進んでいなかったため、アルコール度も低く、やや甘い、水で薄めて飲むようなものであったということですが、その後、ローマ人たちは、壮大な帝国を築きながら、行く先々の土地の食材や野菜、果物を積極的に取り入れ、また栽培方法も工夫したため、ワイン用のブドウの栽培も安定して行なわれるようになり、ワインの質もかなり改善されるようになりました。その後、ヨーロッパにおいて、キリスト教が広まるにつれ、カトリック教世界では、聖餐に使用するワインと、人々が常用するワインの消費量が急激に増えていったこともあり、ワインの生産をシステム化し、需要を満たせるようにしていたのが各地の修道院でした。

このプログラムではガリシア州にあるワインの原産地を巡ります。そして、各原産地で、最高のワインのテイスティングを体験していただくことができます。ガリシア州にはリアス・バイシャス(D.O. Riás Baixas)、リベイロ(O.D.Ribeiro)、リベイラ・サクラ(O.D.Ribeira Sacra)、バルデオラス(D.O.Valdeorras)、そして、モンテレイ(O.D.Monterrei)の5つの原産地があります。また、ワイン原産地を巡りながら、海岸沿い、山岳地帯、渓谷などの大自然に触れるとともに、そこにある宮殿、修道院、教会、ケルト民族住居跡(カストロ)、そして、要塞などの見学もお楽しみいただくことができます。

期間:

8泊9日

1日目:原産地リアス・バイシャス(O.D.Rías Baixas):パソス・デ・フェフィニャン見学

カンバードスの町のフェフィニャン広場に面して建つ豪邸。ワイナリーは、フェフィニャン邸の地下に造られている。17世紀ルネサンス様式の建物。それまで自家製で自分たちの消費用にワインを造っていたのが、1904年に商業用にワイナリー造られ、カンバードスの辺りで最も古いワイナリーとして知られている。1928年にブランドが登録された。「フェフィニャンのアルバリーニョ」は欧米でも有名。自社所有の2ヘクタールのワイン畑で、アルバリーニョのみの白ワインを生産しており、年間生産量はおよそ10万リットル。

 2日目:原産地リアス・バイシャス(O.D.Rías Baixas):アグロ・デ・バサン見学

ネオクラシック様式の豪邸の敷地内にワイン工場が設けられている。その周囲には14ヘクタールのワイン畑が果てしなく広がる。年間生産量は、35万リットルで、そのうち、4千リットルを樽発酵させている。このワイナリーでも、アルバリーニョのみを使用している。アグロ・バサンは、「グランバサン」というブランド名で、緑と茶色のボトルがある。また、リキュールなどの蒸留酒も生産している。

3日目:原産地リアス・バイシャス(O.D.Rías Baixas):キンタ・コウセロ見学

大西洋沿岸に南北に広がる原産地リアス・バイシャスの中でも、南部のロサルの地、ミーニョ河に近い場所にあるワイナリー。この辺りは、気候が非常に温暖で、日射量も十分にあり、また降雨量も多いので、同じアルバリーニョ種のブドウでも糖分が強いものができる。また、キンタ・コウセロは、1163年にシトー派の修道士によって買い取られた建物や場所を、のちにワイナリーにしたもので、12世紀以来、ワイン生産が積極的に行われるようになった。1835年、個人の所有物になり、1898年よりビセンテ家の所有になっている。このワイナリーでは、「キンタ・ド・コウセロ」、「トゥロニア」、「パソ・ド・デモ」というブランドを販売している。また、リキュールも生産しており、「コウセロ」のブランド名で、コーヒー、ハーブを入れた蒸留酒がある。

4日目:原産地リベイロ(O.D.Ribeiro):ボデガ・ビーニャ・メイン見学

このワイナリーの起源は、1988年に、家族や親戚、何人かの友人たちが集まってできたもので、原産地リベイロ特有のブドウを生かしたワイン作りを復活させようとプロジェクトができた。ボデガ・ビーニャ・メインは、16ヘクタールのブドウ畑を持ち、毎年およそ12万本のワインを生産している。白ワインを6か月から8か月寝かせて、深味のある仕上がりになっている。また、赤ワインも年間1500本ほど生産しており、カイ―ニョ・ロンゴ、メンシア、フェロンという種類のブドウを使用している。さらに、リキュールや蒸留酒も生産している。白ワインのブランド名は、「ビーニャ・メイン」と樽発酵の「ビーニャ・メイン・バリカ」、赤ワインは、「ビーニャ・メイン」。リキュール類も、同じブランド名「ビーニャ・メイン」で販売している。

5日目:原産地リベイラ・サクラ(O.D.Ribeira Sacra):ボデガ・レヒーナ・ビアリウム見学

広大な渓谷一帯を占める原産地リベイラ・サクラの中で、このワイナリーは、ソベールという自治体のドアデという地区にある。高台にあり、近代的な設備を整えたワイナリーで、スペイン国内だけでなく、国際的にも評価の高いワインを生産している。ワインのブランド名は、「レヒーナ・ビアリウム・メンシア」、「レヒーナ・ビアリウム・ゴデジョ」、そして、「ビア・インぺリアル」、「ビア・アッピア」。このワイナリー所有のブドウ畑は、20ヘクタールで、そのうち85%が赤ワイン用のメンシアである。

6日目:原産地バルデオラス(O.D.Valdeorras):ボデガ・ア・コロア見学

ア・コロアという名前のワイナリーは、コロアという土地の名前から付けられたが、「王冠」という意味もあることから、ロゴには王冠のマークがデザインされている。バルコ・デ・バルデオラスの町の手前のルアという地区で見晴の良い高台にある。この辺りはバルデオラス出身のロペス・ビセンテ家が4代に渡って、この地方のワイン造りを指導してきたが、2002年、やはり、ワイン産業に興味を持っていたロベルト・フェルナンデス氏が、「質の高いワインを地元のブドウで作りたい」ということで事業に参入し、このア・コロアのワイナリーが創設された。周囲の自然環境を尊重したブドウ栽培を行い、また製造方法も、専属のワイン醸造家を中心に、非常に丁寧なワイン造りをしている。15ヘクタールのブドウ畑を所有し、そこからできるワインは年間5万8千リットル。ブランド名としては、「ア・コロア」、「ラデイラ・ベジャ」、「ア・コロア・リアス」がある。この最後の「リアス」というのは、ブドウ酵母の澱という意味で、ブドウ酵母がその役割を終えた後も、取り除かず、そのままブドウの液と一緒に低温で寝かせることによって、ワインに深味やまろやかさが加わるが、デリケートな扱いが必要なので、生産できる本数は限られている。この製造方法を行っているワイナリーは少なく、「リアス」で寝かせたワインは貴重である。

7日目:原産地モンテレイ(O.D.Monterrei):ボデガス・タピアス・デ・マリニャン見学

このワイナリーは、バルセロナに住んでいたガリシア人のニュネス家の兄弟によって1992年に作られた。20ヘクタールのブドウ畑を所有し、年間の生産量は、280,000リットル。ブドウの種類は、白ワイン用が、トレイシャドゥーラ、ゴデジョ、アルバリーニョ、赤ワイン用がメンシアとテンプラニージョ。ワインのブランド名は、白ワインが、「キンタ・ダス・タピアス・ビノ・ブランコ」、「パソ・デ・マリニャン・ビノ・ブランコ」、赤ワインが、「キンタ・ダス・タピアス・メンシア・ビノ・ティント」、「パソ・デ・マリニャン・メンシア・ビノ・ティント」。その他、リキュールも醸造している。

8日目:サンティアゴ散策、自由時間

9日目:朝食後、プログラム終了

 

お一人様の料金:

 参加人数

ガリシア州のワイン原産地を巡る

ツインまたはダブルルーム

1名分の料金

ツインまたはダブルルームの

1名利用の追加料金

 最低4名〜

2265€

480€

 最低6名〜

2235€

480€

 最低8名〜

1975€

480€

最小催行人数:4名から/最高催行人数: 50名まで

 

料金に含まれるサービス:

・宿泊施設(パラドール7泊と田舎風ホテル1泊(朝食と夕食付き)、サンティアゴ泊は朝食のみ)

*パラドール・デ・カンバードス

*パラドール・デ・バジョーナ

*パラドール・デ・トゥーイ

*パラドール・デ・サント・エステボ(2泊)

*オ・レティロ・ド・コンデ

*パラドール・デ・ロス・レジェス・カトリコス(2泊)

・プログラム中のミニバン(7名まで)または、マイクロバス(18名まで)と運転手

・公式ガイド(プログラム中の全行程)

・ワイナリー見学とテイスティング

・ボデガ・アグロ・デ・バサンでの昼食

・公式ガイド付きサンティアゴ観光

・サンティアゴでの夕食1回(ガリシア郷土料理)